製品概要
KEPA 1150は主な分子鎖が単一構造だけであるポリオレフィン系 エラストまーに無水マレイン酸がGraftされた特殊高分子ゴムです。優秀な耐熱性、耐オゾン性及び耐候性を持ち、また、非結晶性ゴムになっており低温衝撃強度に優れた製品です。
- 1優秀な衝撃強度(Notched Sample)
- 2-40℃以下における低温特性保持
- 3エンジニアリングプラスティックと混錬するとき、相溶性向上
- 4優秀な柔軟性 / 弾性保持
- 5吸湿性を最小化することで乾燥時間短縮
- 6最終製品の卓越したFlexural Modulus保持能力
低温特性
KEPA 1130は、従来のナイロンの衝撃強度を補強する製品で、特に低温(-40~-50℃)において優秀な特性を示すように非結晶質のEP(D)Mゴムを変性した製品である。
流動性
KEPA 1130は、非結晶質のEP(D)Mゴムですが、流動性、加工性、作業性に優れています。
主要用途
衝撃補強剤 | KEPAは、室温のみならず、特に低温における衝撃補強剤として使われ、ポリオレフィンだけでなく、ナイロンなど極性ポリマーにおいても優秀な低温衝撃強度を保持する。 |
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Coupling Agent | KEPAは、ポリオレフィン素材の接着性を増加させ、相溶性を向上させることで、Coupling & Agentとして作用する。また、極性・非極性のポリマーやその他の充填剤との相溶性を向上させて、原価削減が可能となり、機械的物性、熱的安定性において優秀な特性を示す。 |
極性物質の粘着性/ 接着性増加 | KEPAは、非極性物質であるポリオレフィンと極性物質であるナイロン、ポリカーボネート、ポリウレタンなどとの相溶性及び接着性を向上させることで、機械的物性の向上効果が得られる。 |
保存及び使用方法
KEPAは、20Kgの吸湿防止用Bagに包装して、取扱の容易性を高めるためペレットの形状に生産されるので、追加工程が必要なくインターナルミキサー(圧縮機)に投入可能な製品です。